最近増えてる親の前いい子とは

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いい子症候群

自分の気持ちを抑え込み、物わかりのいい子を演じて保護者や大人たちの期待に過剰に応えようとする、いわゆる「いい子症候群」の子どもたち。こうした子どもたちのSOSを見逃さないためにはどうしたらいいでしょうか。親の目からはいい子に見えて安心していると危ないかもしれません。

大人の期待に応えすぎる「いい子」たちは、さまざまな形でSOSを出しています。たとえば、つらい状況でも笑顔を絶やさない子どもの中には、自分がうれしいという感情を抱いていることがわからなくなっているため、「常に笑顔でいる」というSOSを発している場合があります。また、抜毛やチック、不登校、爪かみなどでSOSを表すこともあります。日頃から、子どもが普段と違う行動や、無理をしているなと感じられる行動をしていないか注意して観てあげることが大切です。

SOSをキャッチしたら、親子でカウンセリングを受けることをおすすめします。子どもの場合は、遊びながら気持ちをほぐす「プレイセラピー」を受けることがあります。大人は、カウンセリングによって自分を見つめ直す時間を作ります。カウンセリングは特別な治療ではありません。自分らしさを出せるようになるための充電時間程度に考えて、早めに訪ねるといいでしょう。

また、最近多く見られるのが、保護者の目の届かない所で万引きなどの犯罪をして発散する「家だけいい子」です。警察に保護者には知らせないよう訴え、学校への通報だけで処理してもらうケースも出ています。こうなると、保護者は子どもを正しく見守り導くことが困難となり、多くの危険にさらすことになってしまいます。

一口に「いい子」といっても、いろいろなタイプがあります。自分の気持ちを正直に出し、心身ともに健やかに成長している子どもを、一般的な「よい子」だとすれば、自分の気持ちを抑え込み、保護者や大人たちの期待に過剰に応える「いい子」もいます。

期待に応えすぎる「いい子」とは?

多くの子どもたちは、自分をほめてもらいたくて、保護者の期待に応えようとがんばります。でも期待に応えすぎる「いい子」は、ほめられることより保護者が不機嫌になることを恐れ、どうしたら保護者が喜ぶのかを常に考えて、その期待に過剰に応えようとします。そこが、一般的な「よい子」との大きな違いです。

彼らは、決して保護者のいいなりになっているのでも、「いい子」を演じているのでもありません。「いい子」でいることに過剰に適応してしまい、感情がマヒしてしまっているのです。保護者の機嫌を損ねないよう、常に顔色をうかがいながら、期待されている「答え」を先取りして行動しているうちに、自分の意思で行動しているのか気持ちを抑えて行動しているのかわからなくなってしまっているのです。自分の考えがあるけれど主張できないのではなく、自分に考えや気持ちが存在すること自体に気付けないでいる。そして、「いい子」を演じているという自覚のないまま、この状況が当たり前だと思い込んでしまっている、そこがこの症状の怖いところです。

「いい子」は大人になっても「いい子」!?

期待に応えすぎる「いい子」が生まれる原因は、保護者との関係にあります。「いい子」は第1子に多いのですが、初めての子育ては不安も多くまた子どもへの期待も高いため、保護者の期待に応えられる「いい子」だと、子育てが間違っていないという安心感と、期待に応えてくれる満足感が得られるからでしょう。また日本では、昔から泣いて気持ちを表すより、がまんする子を一般的な「よい子」とする風潮があります。このような日本独自の文化も、「いい子」を生む原因の一つだと考えられます。

「いい子」がそのまま大人になると、さまざまな問題を抱える可能性があります。たとえば、ある女性は友人と食事に行った時、自分の意思でメニューを選べず困ったそうです。これまで、保護者の期待に応える選択しかしてこなかったため、自分の意思で選べなくなっていたのです。ほかにも、涙を流しているけれど自分が悲しい気持を抱いていることがわからないと訴えるかたもいました。常に自分の感情を持つことを禁じられてきたため、自分が悲しくなっていることがわからなかったそうです。

がまんをしたり、自分の意思を抑えたりすることは、多少は必要だと思いますが、行き過ぎた抑制は子どもを生きづらくさせてしまいます。我が子を期待に応えすぎる「いい子」にしないよう、十分な配慮をしていただけたらと思います。

「いい子症候群」を防ぐには、保護者が子どもの気持ちと向き合う姿勢が大切です。つらい時は泣いてもいいんだよと声をかけ、気持ちを受け止めてあげてください。また、保護者自身が喜怒哀楽を出し、子どもが安心して感情を出せる環境を作りましょう。みんなが助けを求め合える環境を作ることがいちばんの予防法です。

「いい子」のSOSをキャッチして!

期待に応えすぎる「いい子」たちは、さまざまな形でSOSを出しています。たとえば、どんなにつらい状況でも、いつも笑顔を絶やさない子どもの中には、実は自分がうれしいという感情を抱いていることがわからなくなっているため、「常に笑顔でいる」というSOSを出している場合があります。また、攻撃性を内蔵しているタイプには、抜毛やチック、不登校、爪かみなどでSOSを表す場合もあります。ほかにも、緊張から腹痛を起こしたり、弟や妹をいじめたりするなど、いろいろなケースがあります。日頃から、子どもがいつもと違う行動や、無理をしているなと感じられる行動をしていないか、注意してあげてください。

SOSをキャッチしたら、親子でカウンセリングを受けることをおすすめします。子どもの場合は、「プレイセラピー」を受けることがあります。これは、セラピストと遊びながら気持ちをほぐしていくセラピーです。大人の場合は、カウンセリングによって自分を見つめ直す時間をつくります。これらのカウンセリングは、特別な治療ではありません。もっと自分らしさを出せるようになるための充電時間程度に考えて、早めに訪ねることをおすすめします。

「家だけいい子」にさせないために!

最近多く見られるのが、「家だけいい子」というタイプです。このタイプは、保護者の前では「いい子」でいますが、学校や街中など保護者の目の届かない所で、万引きなどの犯罪をして発散します。「家だけいい子」たちも、期待に応える「いい子」たちと同じく、保護者の期待に応えすぎることで感情がマヒしてしまっているため、自分の感情をコントロールできず、衝動的に問題を起こしてしまうようです。また彼らは、「いい子」じゃない姿を保護者に知られることをとても恐れます。そのため、警察に捕まった場合保護者には知らせないよう訴え、学校だけへの通報で処理してもらうケースも出ています。こうなると、保護者は問題を知らないまま過ごすだけではなく、子どもを正しく見守り導くことが困難となり、多くの危険にさらすことになります。そうなる前に、なるべく早く子どもたちのSOSに気付き、素早い対応をされることを願います。

期待に応えすぎる「いい子」や、「家だけいい子」にさせないためには、保護者が子どもの気持ちと向き合う姿勢が重要になります。つらい時は泣いてもいいんだよと声をかけ、その子の気持ちを受け止めてあげてください。また、保護者自身が家庭の中で喜怒哀楽をさらけ出し、子どもが安心して感情を出せる環境をつくってあげてください。みんなが助けを求め合える社会環境をつくること、それこそがいちばんの予防法だと思います。

なかなか家の外での子供の様子はわかりづらいですよね。以前は、近所のおじさんおばさんが気にかけてくれたりと、ケアしてくれたりしていましたが、近年は少なくなってきているので、地域社会での子供教育も見直していきたいですね。

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